ロボットやAIに変わる仕事と変わらない仕事とは?
「人の雇用は、数十年後に人工知能(AI)に奪われる。」という話を耳にした事があるでしょう。
結論、取って代わる所もあればそんな簡単なものではないと思います。
そもそも、この話の発端はアメリカで702の職業が将来的にコンピュータ化されることを推測した報告書とされてます。
そこには、コンピュータ化による自動化で総雇用の約半数に上るという主張があったのです。
運輸業や計算・事務作業系の職種は特にAIの影響を受けやすいとされています。
そして、医療福祉の分野も脅かされると言われてますが、そう簡単ではないでしょう。
機械がやった方が良い部分もありますが、すべてを代替できません。
そこには、AIの限界に加え、人間の脳の複雑さにあります。
「人間らしさ」が理解できない
AIに変われる仕事もあれば、そうはいかない仕事もあります。
人は意識や感情によって非合理な行動を時に行ってしまいます。
AIのようにプログラムや合理化された思考では、人間らしさは理解できないのではないでしょうか。
例えば、遅刻しそうなのに人助けをしてしまったり、場の雰囲気や空気を読んだりなどです。
このように、人の感性や倫理、発想、動作等を扱う分野や技術・対人援助はAIには扱えないと考えられています。
以下のページでは、ロボットやAIに変わる職種と変わらない職種100選を試算しています。
野村総合研究所「日本の労働人口の 49%が人工知能やロボット等で代替可能に~ 601 種の職業ごとに、コンピューター技術による代替確率を試算 ~」
まだまだ人間には追いつけない能力
日々過ごしているとちょっとした出来事や問題が生じる場面が多々あります。
その時、使う能力が創造性です。
人の創造性は未だ解明しきれていない部分が多くあります。
先ほどの「AIに奪われにくい仕事」には学者や専門家も多く挙げられています。
機械やAIを作るのも人間である以上、自分達でもわからない要素を同等以上に搭載させることはできません。
そのため、出来たとしても、まだまだ先の話になります。
機械やAIの導入は悪い事ではない
人口減少や少子高齢化、医療介護負担の問題、働き手の減少などを考えると機械の導入はむしろ積極的に行う必要があると思います。
機械によるサポートが無いと現状の仕事が困難であるとも言えます。
しかし、現場状況と機械導入による難しさがあり、上手く進んでいないのも事実です。
状況が整って、お互いに受け入れられると更なる発展につながっていくのではないでしょうか。
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