肥満のメカニズム
太るのはなぜでしょうか?
今では肥満の原因は脂質ではなく糖質であることが明らかになってきました。
さらに、糖質は多くの生活習慣病の原因であると考えられています。
なぜ、糖質の方が太りやすいのかというと、体内で脂質は人気者でありエネルギーとしてはもちろん、細胞やホルモンの生成など多くの用途で引っ張りだこだからです。
しかし、糖質は主としてエネルギーでの利用のみで体内でブドウ糖に変換された後、余ると中性脂肪として蓄積されます。
脂質
糖質
血糖値が高いと血液内には糖分が過剰と判断され、脂肪として蓄えられます。
そのため、糖質過多の現代では肥満も増加傾向にあるのです。
ダイエットの経験がある人で運動を頑張ってみてもなかなか痩せなかった、という経験はありませんでしょうか?
それは、先に血中や筋肉などの細胞内にあるエネルギーが使われるからです。
過剰な糖分は中性脂肪に変わり、お腹周りへ体内の非常食と蓄えられます。
消費エネルギーでは糖質やタンパク質が1gあたり4Kcalなのに対し、脂質は9Kcalです。
エネルギーとしては優秀です。なので、大切に蓄えられます。
これがポッコリお腹の原因です。
また、体内の血糖値をコントロールしているのは膵臓から出るインスリンです。
糖分の過剰摂取で急に増やしたり、常に存在する状態を続けてしまい、インスリンがうまく機能せず血糖値が上昇すると、肥満の他にも糖尿病に陥ります。
結果、生活習慣病となってしまいます。
痩せるなら運動ではなく食事を変える
運動
食事
効率的に痩せるなら運動ではなく食事を変えましょう。
運動はエネルギーを消費し、筋肉が付くことで消費を加速させます。
さらに、ストレス解消しメンタルや脳機能の改善にも有効です。
ですが、食事が改善しない場合、エネルギーの供給が上回ってしまいます。
運動の消費ではどれだけ頑張っても時間と体力が限られています。なによりキツイです。
しかし、食事の改善では容易に消費をコントロールでき、体内環境を整えることで燃焼しやすい身体を作ることができるからです。
食べる順番で太り方が変わる!
ダイエットは食事以外にも食べる順番を意識します。
それは、身体の消化吸収システムに適するためです。
糖質を後回しにすると血糖値の急上昇を抑えられます。
野菜などの食べ物を先に取ると消化に時間がかかるので、その後にご飯を食べても血糖値が急に上昇しにくくなります。
さらに、満腹感により量を減らすことができるでしょう。
一気の血糖値上昇と過食はやはり肥満の原因になります。
食べる順番は「野菜→タンパク質→糖質」にしましょう。
①野菜→
②タンパク質→
③糖質
水を1日2リットル飲む!
質の良い飲み物
質の悪い飲み物
質のいい水をたくさん飲みましょう。
なぜかというと、血中の糖濃度が下がるからです。
糖尿病の症状で口が乾くという事があります。
それは、血糖値を下げようとする体内の防衛反応なのです。
また、細胞の代謝にも水分は必要とされます。
なので、便秘の解消にも良い硬水をたくさん飲むと良いでしょう。
ただ、水の柔らかさは個人差もあると思うので自分に合ったものでも構いません。
ぜひ、試してみてください。
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