この記事は読心術ができるようになり、良い人間関係を築けます。
「一番上はしっかり者」「末っ子は甘えん坊」など、生まれた順番で性格を言われたりします。
ただ、それはあながち間違いでもないのです。
私たちは、生まれた順番や兄弟姉妹がいるかどうかである程度の性格が決まる事が分かっています。
これを知っていれば、相手の事を理解して良い人間関係を築くのに有効です。
きょうだいで異なる性格の特徴
マサチューセッツ工科大学のフランク・サロウェイは、心理学誌に掲載された「兄弟の出生順位とその性格」について196の研究を調べました。
それにより、以下は72/196(全体の37%)で正しいとされた性格でした。
- 長男・長女
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自己主張的で、リーダーシップ能力が高い
- 第1子
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神経質で不安を感じやすい
- 末っ子
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親しみやすく、人気者、お気楽者
- 真ん中の子
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性格も中間で、適度に人気があり、リーダーシップがある。
このような性格特徴は、環境や親など周囲の接し方によって影響を及ぼします。
親子の親和欲求(心の安定を求める欲求)が性格の形としてあらわれるとも言われます。
親和欲求の傾向からみると次のような性格が考えられています。
このような性格傾向は当たるところもあれば、そうでないところもあります。
ただ、思い当たる点もあるとは思います。
占いのように「バーナム効果」を使えば読心術ができるでしょう。
「バーナム効果」
血液型占いのような、つい言い当てられたように錯覚すること言う心理学用語。
長男長女や一人っ子はさみしがり屋
ある心理学実験では、不安な状況に置かれたときの行動から親和欲求に強さを調べました。
女子大生を対象に、「電気ショックを与えた時の脈拍と血圧の変化を測定する」と告げました。
2つのグループに分け、どちらかに「強い電気ショックを与える」と「弱い電気ショックを与える」と伝え、その後の控室での行動を観察しました。
結果、「一人っ子と長子は不安が強い時に、他の人と一緒に居たがる」という傾向があったそうです。
誰でも不安なときは人といると安心します。
しかし、生育環境からきょうだいの有無で傾向が変わってくるのですね。
- 一人っ子の特徴
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親の育て方で性格が変わりやすいと言われています。
愛情を一身に受けるため、神話欲求が強く、ストレス耐性が低い傾向にあります。
また、兄弟で競争もないため相手に理解を求めたり、集団生活で受け入れてもらいたいという気持ちは強くないとされます。
ただ、自己受容や自尊感情を強く持っているため、積極的で人当たりが良い、他人に優しいと言った性格になるそうです。
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