人前で話すのが怖い、「日本人に特有」の【恐怖症】

心理記事
まぽさん

こんにちは。介護健康心理カウンセラーの西本です。

今回はいろいろな恐怖症に関してです。

 「人前に出て話すのが苦手」、「電話を取るのが苦痛」、「自分の体臭が気になる」など感じたことありませんか?

これらの症状が強いと「対人恐怖症(社交不安障害)」と呼ばれ、軽度の場合は「あがり症」と言われます。

「日本人特有の文化恐怖症」とも言われていますが、実は私も社交不安障害を経験したことがあります。

そのため、今回は対人恐怖症の概要と体験談をお話したいと思います。

この記事は、社交不安障害に悩んでいたり、理解しておきたい方にとって有益な内容となっています。

症状は?

 発症年齢は10代半ばが多く、25歳以上での発症はまれで米国の調査では、生涯有病率は12~13%と報告されています。

これらの恐怖、多くの人が1つは恐怖症を持っているのではないでしょうか。

蜘蛛やG、ピエロが嫌いというのはまた少し違う恐怖です。

原因は?

 対人恐怖症の原因は、明確にはわかっていません。

しかし、体質や生育環境が発症に大きく影響するといわれています。

脳神経系機能が過剰な生態学的要因不適切な養育歴や虐待など環境的要因が考えられます。

また、対人恐怖症は人前での失敗の記憶が原因となる場合もあります。

例えば、人前のスピーチで噛んでしまいひどく怒られた場合、人前で話すのが怖くなりますよね。

こういうシーンをテレビなどで見るだけでも恐怖が植え付いてしまいます。

こういう共感力の高さは同調意識の高い日本人特有のものです。

さらに、失敗の原因を自分の内面に求めるような「内的帰属」の方は自分を過剰に攻めすぎるとストレスにより、人前に出るなどの行為が苦手になることもあります。

米国の研究では、以下のような研究がありました。

米国スタンフォード大学のボール・ビルコニスは、心理テストで「内気な性格」と判断された人にスピーチを行ってもらい、自分と他者の主観的評価にどのような差があるか研究しました。

内気な人たちは自身のスピーチを「手も声も震えていた」「うまくできなかった」と評価しましたが、その様子を見た約10名の評価者は「そんなに悪くない」という評価をしたのです。

意外と自分で思っているよりも悪くないという事です。

自分に原因を求める人は成長しますが、負荷も強いんです。

対処法は?(体験談あり)

 主に社交不安障害の治療には、薬物療法認知・行動療法が行われます。

気になる方は自己判断せず、専門医へ相談をしてください。

そのうえで、自分に「そんなに悪くない」と言い聞かせてあげるのも大事ですね。

それと、同調しすぎないよう欧米のような個人主義をならうのも必要です。

また、米国の研究では社会恐怖の人に毎週課題をこなしてもらう課題を与えた結果、半年後には症状が改善したという報告もされています。

まずは、簡単なことから継続的に続け自信を付けていくのが大事になります。

体験談

私は内気な性格です。

20歳前後の頃、人生を絶望するような大きな失敗を経験しました。

完全に抑うつ状態でその時は全ての恐怖症を感じ、もともと得意ではなかったことでより強い恐怖を感じました。

この症状は神経質や几帳面な性格なども影響し、克服するのには時間がかかります。

私も当時、専門医へ相談にいきましたが、内容はほとんど覚えていません。
それもそのはず。落ち込みすぎて思考が鈍っていたのでしょう。

とにかく生きることに必死でした。

今ではほとんど克服し、人前で話すのも得意になりましたが、これには環境的な要因が大きく、経験の積み重ねにより自信を持てたためだと感じています。

ですが、人には苦手な部分は必ずあるでしょうし、あってもいいのです。

なので、「別にうまくできなくたっていい」という思考も大事です。

前向きになるには自尊感情が大事だと言われています。

悩んでいる方が居れば無理せず、少しずつ自信をつけられるよう小さな成功体験を積み重ねていきましょう。

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