この記事では、心と栄養の関係について解説します。
普段食事が乱れていたり、どんな栄養を摂ればいいか分からないという方は必見です。
心の乱れは、必要な栄養素の不足が原因かもしれません。
そのため、精神不調も栄養状態を改善すると良くなることがあります。
心は身体の一部であり、身体は心に支配を受けます。
そのため、心と栄養について知る事で、劇的にメンタルを良くする事が出来るかもしれません。
特に、食事がアンバランスで不規則な人は、心の不調を改善すると高い能力を発揮することができるかもしれません。
現代人に足りていない3つの栄養素
栄養が不足すると、日々のパフォーマンスが低下して体調を崩してしまうと言われています。
例えば、以下のような症状はありませんか。
- すぐに体調を崩して仕事に穴をあける
- 気力が湧かず、やる気が出ない
- 朝起きるのがやっとで会社でもぐったりしている
- 集中力や注意力が無く、ミスを連発してしまう
これらは栄養状態が足りていないサインかもしれないのです。
次のチェックも行ってみてください。
- コンビニやスーパーで買った出来合いの食品をよく食べる
- 加工食品は成分表示を見ずに買う
- 発酵食品(納豆、ヨーグルト、味噌、キムチなど)をあまりたべない
- ごはん、麺、パンが大好き
- 毎日甘いおやつを食べる
- お通じが毎日ない
- 肌荒れしやすい
- 疲れが取れず常にだるい
- 食後に眠くなることが多い
- ぐっすり寝れない
- いつも頭にモヤがかかったようですっきりしない
- 気持ちが落ち込みやすい、イライラしやすい
この中で12個中、4個以上は黄色信号、8個以上は赤信号です。
もしも、これに該当する場合は食生活を見直す必要があると言います。
健康の基本は「食事」「運動」「睡眠」ですので、”食事に投資”することはとても有意義なことだと思います。
食事を見直すだけでも次のようなメリットが考えられます。
- 肌荒れが少なくなる
- 寝つきや寝起きが良くなる
- 疲れが抜けやすくなる
- 早く起きれて朝活できるようになる
- 異性にモテるようになる
キレやすい人は栄養が不足している
栄養不足の人は感情をコントロールできず、怒りっぽくなります。
それを示す実験をご紹介します。
イギリスのサリー大学のべナルド・ゲッシュは、刑務所の囚人231名のうち、半数にはプラセボ(偽薬)、半数にビタミン・ミネラル・必須脂肪酸などのサプリメントを約4か月半(142日)ほど飲ませました。
そして、その間の看守への服従心や暴力行為などの報告を分析しました。
結果、プラセボ(偽薬)グループでは6.7%、サプリメントを摂ったグループでは35.1%、服従心や暴力行為の減少が見られました。
栄養が足りていない時は、体の内側から乱れ、脳や神経が思うようにいかず、感情的になってしまいます。
野菜が必要な人ほど野菜を食べない
野菜にはビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素が豊富です。
これらの栄養素は心身の機能を保つために重要なものですが、その栄養素を必要な人ほど野菜の摂取量が少ない事が分かりました。
コーネル大学のキャロン・デバインは、1108名の建設作業員を対象に、家での食事内容、仕事の疲労、ストレスなどを調べました。
結果、ストレスが多い人ほど、フルーツや野菜の摂取量が足りないことが分かりました。
栄養が不十分な人は疲れやすく、ストレスを感じやすいのです。
最高のパフォーマンスが求められるスポーツ選手には、専属の栄養士がいて栄養状態を管理されています。
それほど、栄養素は人体に影響をきたす存在であることがわかります。
普段の食事で野菜などを意識してみると、調子が改善するのではないでしょうか。
人間関係がうまくいかない人も野菜不足
今までに続き、人間関係でケンカや衝突が多い人も野菜が不足している事が分かりました。
イギリスにあるリーズ大学のダリル・オコナーは、422名の成人に1週間の食事と人間関係のいざこざも記録させました。
すると、他人と口論があった日には、脂質や糖質を多く含んだスナック菓子などの消費量が多く、野菜の摂取量は減っていました。
人はストレスを感じると、食事量やジャンキーな食べ物が増えるなど暴飲暴食になることもわかっています。
多くの人はストレスを解消しようと甘いものを食べます。
しかし、それによって人間関係がうまくいかなくなる負の連鎖に入ってしまうかもしれません。
そうならないように、脂っこいものや糖分は適量を心がけ、栄養バランスを保ちながらストレス解消しましょう。
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