心無い対応やつまらないなど感じた際に、「冷たい」「寒い」と表現します。
実はその時、本当に身体が寒さを感じているのです。
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心の温度を調べた実験
カナダにあるトロント大学のチェン・チョンは、被験者を「拒否や拒絶などの経験を思い出させるグループ」と「親切や嬉しいなどの経験を思い出させるグループ」に分けました。
それぞれのグループに「現在の室温は何度ですか?」という質問をすると、次のような結果になりました。
「拒否や拒絶グループ」:21.44℃
「親切や嬉しいグループ」:24.02℃
心の状態によって体感的に約±3℃の違いが出るのは驚きです。
親父ギャグを聞いて「さむい」と表現しますが、それも本当なのかもしれません。
心の冷えの原因はストレス
「心が冷えると身体も冷える」ことが分かりましたが、”心の冷えの原因”はなんでしょう。
それは、精神的なストレスが原因であるといえます。
脳の疲労や緊張とも言い換えられます。
心の冷えは、心(脳)がストレスを受けることで神経が乱れたり、流れが停滞しているというイメージの方が近いかもしれません。
心の冷えによる身体への影響
心が冷えると身体も冷えます。
それには、次のような影響があると考えられます。
- 自律神経やホルモンバランスが乱れる
- 脳や身体の血流が悪くなる
- 不定愁訴、不快感、抑うつ感を感じる
- 代謝や免疫の低下
- 人間関係の悪化
このように見ると重大な影響があるように見えます。
補足すると、親父ギャグにはここまでの悪影響はありません。
むしろ、場を和ませたり、思考の活性化に繋がる側面もあります。
しかし、嫌いな人の親父ギャグでは心が冷えてしまうのでしょう。
冷えは古くから万病のもとと言われ、科学的にも身体への影響が確認されています。
適度にリラックスして、ストレスを減らしたり解消する方法を見つけていきましょう。
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