心理系初の国家資格である「公認心理師」を受験できるのは、2022年で最後になります。
この記事では、受験資格や今後の流れなど公認心理師の気になる内容について解説していきます。
実務で受験できるのは令和4年(2022年)が最後⁉
医療福祉や教育等の分野で働いている方(受験区分G)が実務経験で受験資格を得られるのは2022年(令和4年)の第5回公認心理師試験(7月頃)で最後となります。
私は受験できるんだろうか?
そう思った方、医療福祉や教育等の分野で働いている方(区分G)の方の受験要件は以下になります。
区分G(Gルート)の要件
- ①公認心理士法第2条第1号~第3号に該当する行為者
(心理に関する支援を要する者やその関係者に対する心理の観察、分析、相談、助言、指導、その他援助)
(例:看護師、精神保健福祉士、社会福祉士、介護士、教員、保育士、言語聴覚士など)
②上記を5年以上の実務経験がある
(2012年9月16日~2017年9月15日の間に従事し、受験申込日までに5年間経過している)
(勤務先が同じ期間で重複している場合、勤務先を分けてカウントしない)
③週1日以上で業として行っている
(勤務時間問わず、常勤・非常勤・アルバイト・ボランティアなど) - 現任者講習を修了している。
(第5回試験を受験するには2021年中に受講しなければならない)
※ケースによって受験資格を満たさない場合もありますので、公式を確認してください。
心理系大学を出てないのに受験していいの?
公認心理師は心理に関する国家資格であり、本来は大学院等で科目を履修する必要があります。
それなのに、実務経験だけで受験してもいいの?
そう思う方もいるかもしれません。
受けてもいいんです。
しかし、資格の信用問題には関わります。
公認心理師という名称を名乗る以上は、責任を持たなければいけません。
ただ、多くの人が従事している仕事の質を高めるために、公認心理師を受験したいと思っています。
資格や学んできたことを活かして、必要な方に貢献しキャリアを深めていく必要があります。
そして、幅広い知見から物事を理解し、多くの職種と連携していくことが求められます。
第5回受験者がやるべきこと
まずは、現任者講習を受けてください。
受験資格を満たすことから始めましょう。
そして、現任者が受験できる最後の年になるので、悔いの無いように勉強して臨みましょう。
また、多くの人が仕事をしながら受けるので時間の確保や息抜きは大事です。
自分にとってリラックスできる趣味の時間は適度に取りましょう。
息抜きには、心理学の基礎や語彙の理解を深めるために、心理学系の読書はお勧めします。
このブログでは心理学に関する記事の更新をしています。
ぜひ、暇つぶしにでも見てくださるとうれしいです。
試験の難易度
試験の合格率はざっくり50%くらいだと思ってください。
合格率
第2回試験:46.4% 第3回試験:53.4%
ただし、業務内容や得意不得意などによって難易度は上下します。
さらに、第4回試験では合格基準点が合格率によって変動する事が分かりました。
出題される範囲や内容はとても幅広いです。
確実に努力して勉強しないと受からない試験になっています。
ただ、4回分の出題傾向や分析が参考書や対策講義で活かされていますので、最初よりは勉強しやすくなっています。
いろいろな先生方が行っている対策講義や模試をうまく使うのもひとつの手です。
勉強する環境を整える
現任者の方は、心理系大学生に比べて基礎的な知識量が薄いです。
そのため、中長期で勉強しなくてはなりません。
勉強のコツは以下のようなものがあります。
- 目標と勉強スケジュールを明確に立てる。
- 勉強資料を集める。(心理学系ブログ、Youtubeなど)
- 落ち着けて意欲が湧く勉強環境を作る。(アロマや自然音、カフェなど)
- 飲酒や睡眠など生活習慣を見直す。(記憶力を高める環境を作る)
- 勉強するタイミングを決める。(朝は起きてすぐ、夜は寝る直前)
- 毎日少しでも勉強に取り組む時間を作る。(最低限の勉強時間や過去問題の数を決める)
- SNSや現実社会で同じように勉強する人と関わる。
過去問に挑戦!腕試しをしよう
過去問15問を用意しました。
なるべく心理学の各領域を含めたため、15問となっています。
最後の15問目は、第4回公認心理師試験で話題となった問題を掲載してます。
ぜひ、腕試しと実力テストにどうぞ。
- Q1
- 公認心理士は心の健康に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供を行う。
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