「返事が早い」というのはデキる人の条件です。友達や好きな人、営業先の相手などを虜にする心理学をお伝えします。
好かれる人はメールの返事が早い
相手は話の答えを待っています。
「返事が早い」というのは好かれる上司や人気のある人、デキる人の条件と言えます。
メールが来たり、質問をされたならせめて、当日中には何かしらの返答をしておいた方が良い。
待たせてしまうならそのことを後回しにせず、伝えてあげる方が良いだろう。
なぜなら、「待つことへの退屈やイライラがあなたへの印象に変わってしまう」からです。
好かれる上司の特徴
「メールの返信スピードが遅いと、相手は不満を抱きやすい。」
これは、コロンビア大学のダンカン・ワッツがマイクロソフト社の社員を対象にした分析で明らかにしています。
マイクロソフト社は誰もが聞いたことはあるでしょう。
米国の巨大IT企業であり、国を代表するIT企業であるGAFAM(Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft)の一社として知られている。
ワッツによると「好かれる上司は部下からのメールの返信が早い」という特徴があるという。
同時に、上司だけではなく周囲から人気の人やかわいがってもらえる部下の特徴でもある。
“返信が早い”という事は信頼感に繋がります。
例えば、プレゼンの時に質問をした場合を想像してください。
「ちょっと、すいません。えーっと。」と書類をガサガサしていては周りから不安に思われてしまいます。
返事の早さが信頼や安心を与え、好感に繋がっていきます。
実際に、楽天などの日本の有名な企業では、早い対応ができるようシステム化しています。
好かれる恋人の特徴
男女ともに好かれる恋人は返信が早い、というわけではありません。恋愛においては返信の早さは別物です。
見るべきポイントは言葉遣いや文章、絵文字など内容の丁寧さです。
しかし、返事を求められている事やデート後の感想などは早い方が好印象です。
たまに、「あえて遅くする」という事がありますが、”あえる”必要はありません。
待たせたことによる不満や不安感があなたへの印象に変わってしまいます。
なので、そんな博打テクニックを使わずに、基本は相手の返信速度に合わせることが大切です。
どうしても返信が遅れる時は、「ポジティブな内容の場合」か「気にしない相手」のときにしましょう。
あと、LINEのスタンプなども基本は相手の使い方に合わせると良いでしょう。
メールはファンレターのつもりで書くと好かれる!?
心理学的に初対面の人へメールを送るなら「ただの文字」ではなく「ファンレターのような想いを込めた文字」の方が良いです。
現代では手紙、メール、チャットなどいろいろなコミュニケーションの手段が増えました。
時代は「手紙を直接送り合う文通」から「メールなどの電子機器」で簡単に話ができるようになりました。
しかし、変わらないのは文字で伝え合っているという事です。
私たちは「表情も声も抑揚もない、ただの文字」から多くのことを感じ取っています。
文字は相手の感情や記憶に残る大きな力を持ったツールです。
例えば、誰かに自分の話に対して感想文を求めたとしたら、短い文章と長い文章のどちらが嬉しいでしょうか?
もしも、あなたを褒めるような言葉がたくさん書いてあったら、その人に良い感情を抱くと思います。
ここで、次のような実験があります。
南ブルターニュ大学のニコラス・ゲーガンは、44名の男子大学生を半数に分け、片方には魅力的な女性、もう片方には魅力的でない女性の写真を見せ、この女性とやり取りするためのメールを考えてもらいました。
結果、魅力的な女性には平均312.4語で魅力的ではない女性には190.4語でした。
好印象を感じた相手には自然と長い文章を送ってしまうのです。
ファンレターは好きな人に対して、ポジティブな内容を送ります。
だからこそ、ファンレターのように書くのが良いんです。
生涯に2500通の手紙を出した夏目漱石は「人から長い手紙をもらうと、よくこんなに時間をつぶしてくれたと思う。」と述べています。
「長い文章を書く=好意を持ってくれている=好印象」になります。
好印象を受けた人はその後も良い付き合いをしてくれるでしょう。
メールは相手と1対1で会話する場
メールは相手に最高の自分をアピールできる場所です。
対面で相手と二人っきりでは緊張してしまい、思ってもないことや間違えた言葉遣いなどしてしまった経験はあるのでないでしょうか。
「あの日に戻ってやり直したい」と何度も思ったでしょう。
しかし、メールでは送信前なら何回でもやり直すことができます!
さらに、メールで話した方がよりオープンで、親しみを感じさせることができるのです。
インドにあるダルハウジー大学のジェフリー・ハンコックは、「直接対面とコンピュータを介した時の印象の違い」を調べました。
すると、メールで話した方が互いに開放的で、人懐っこく感じさせることが出来たのです。
メールを上手に使う事は現代の戦略であり、メールに関する教育をする企業は少ないが、必須のスキルなので知って損はありません。
メールを上手に使えばいくらでも好印象を与えることができます。
メールは砕けた感じで話すのが良い!?
以下の記事で、メールで人はオープンになりやすい事が分かっています。
この特徴を活かすなら、砕けた感じのやり取りにするのが良いでしょう。
相手の性格や互いの立場を理解しておく必要はありますが、過度にかしこまる必要はありません。
上下関係やビジネスメールだというしがらみに囚われていてはもったいないです。
どうしても難しいと感じる人が居るのであれば「P.Sテクニック」を使ってみましょう。
よく手紙の最後にある2.3行だけ表現を砕けてみるのです。
例えば、次のような感じです。
P.Sで伝えるとさらに親密感を感じさせると言われています。
相手を見て上手に自分を表現していきましょう。
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