「女性による家庭内介護の増加」 COVID-19の影響

介護
bBearさん

記事のPOiNT 

・コロナの影響で訪問や通所系の収益に低下がみられている。 
・利用低下の背景に失業や在宅勤務の増加により、女性の家庭内介護が増加している。 

業界収益率 

 令和2年10月30日厚生労働省による調査(*1)では、各サービスへは以下のように経営に影響したと報告されている。支出も全体で増加し、増えていると回答した施設は5月で54.7%、10月で53.3%である。 

(*図1) 

女性による家庭内介護の増加 

 2021年4月30日に東京理科大学の日本医療政策を発信している国際学術誌「Healthy Policy」オンライン版(*2)では「コロナ第1波で営業停止、在宅ワークの普及で在宅介護が増加している。政府は施設利用から訪問介護を代替として推奨しているが、現在は通所介護に加えて、訪問介護でも利用控えが起きている。その背景に女性によるインフォーマルなケアがある。」と発表している。 

女性による家庭内介護の増加により介護離職が示唆されており、企業は休暇制度を整える事が求められている。 

東京都令和3年4月テレワーク実施率調査結果(*3)では都内企業(従業員30人以上)のテレワーク実施率は56.6%(3月より0.2ポイント上昇)、テレワーク実施回数は週3回以上で51.8%(3月から4.4ポイント上昇)したとしている。 

失業数 

 失業率の上昇について総務省ではコロナの感染拡大の影響が依然続いている。 
就業者のうち、パートや派遣社員、アルバイトなどの非正規労働者の完全失業者数は211万人で、前の年の同じ月より13万人増え、16か月連続の増加となった。
これは、女性を中心にコロナ禍で勤め先を辞めて、新たな仕事を探している人が増えたことによるものであり、女性の雇用率が下がる事は、女性による家庭内介護の増加に繋がっている可能性が考えられる。 

図:完全失業者数(原数値)(対前年同月増減)の推移
(*図2) 

*1:新型コロナウイルス感染症の介護サービス事業所の経営への影響に関する調査研究事業(速報) 
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000689854.pdf 

*2:コロナ禍における通所介護の利用控え、訪問介護ではなく女性による家庭内介護が代替に~家庭内介護と就労の両立を可能にする施策が急務~ 
https://www.tus.ac.jp/today/archive/20210518_3435.html

*3:東京都テレワーク実施率調査結果
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2021/05/07/10.html 

*図2:完全失業者数 総務省統計局「労働力調査(基本集計)」 

コメント

タイトルとURLをコピーしました