知って得する!人生を変えるコミュニケーション心理術〈話す力編〉

心理記事

前編はこちら↓

第7章 相手に思いを伝えるのが「話す力」

こちらでは先に述べた4つの話す力について、その能力を伸ばす方法をお伝えいたします。

話す力は自分の思いやそこにある何かを相手に理解してもらえるように伝える力を言います。
主張するための能力です。

では、話す力を4つみていきましょう。

(1)交渉力

 交渉力とは物事を主張する力です。
相手の理解を得るためにはこの能力が必要不可欠です。

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急ですが、皆様は仕事で朝礼の内容や家族との会話、テレビの内容などをちゃんと覚えていますでしょうか?

覚えてるけど一部だけもしくは全然覚えてないという方が多いのではないでしょうか。

まず、前提として人は話を聞いていないもしくは忘れるということを覚えておいてください。
実は聞いているようで聞いていないことが多いのです。

そこで学ぶのが交渉力です。交渉する=伝達するということです。

先ほどの例で一部だけ覚えているという人はなぜ覚えているのでしょう?
それは、自分に関係することだったのではないのでしょうか。

明確に自分に向けて発言されたことや共通の趣味など自分を含んだ話というのは記憶に残りやすいです。

さらに、記憶に残る話しというのは簡潔明瞭なのが特徴です。
例えば、Aさんが商品の良さを語るとき聞き手としてどちらが伝わりやすいでしょうか?

a.この商品はとても使いやすくて購入者に人気です。
 店舗の方でも受けが良くて、皆いいと言ってます。
 実際に売り上げが好調でプレゼントにも最適です。

b.この商品は購入者に人気で評判、売上が好調です。

多くの人には b が伝わりやすいのではないでしょうか。
どちらも根拠はあるのですが、b のほうが簡潔明瞭ですね。
それに比べ a は主観が多く、根拠のまとまりもないです。

ですが、実は多くの人がは a のように話しがちなんです。
急いでいたり、緊張している場面などでは説得力を高めようと情報を多く伝えてしまう傾向にあります。

さらに、会話に間ができてしまうと焦って言葉を足してしまいます。
情報が多いと相手の脳内で処理ができず、適切な判断ができません。

特にそれが文面でなく口頭だとより伝わらないです。
伝わったとしても相手の理解力に依存してしまうでしょう。

多くの情報を伝える際は、情報の関連が強く、バラバラな内容は結び付けて伝えると覚えやすいです。
心理学では”精緻化”(せいちか)と呼びますが、関連の強いものはひとまとめに構造化することで多くてもバラバラで少ない情報よりも覚えやすくなります。
例えば、以下のようなものです。

みかん・電車・桜・猫・紙   バラバラなもの
みかん・こたつ・雪・手袋・サンタ  冬と言えば

たくさんの情報を伝える時は結び付けて伝えましょう!

そして、あらかじめ伝える内容は決めておいて、沈黙ができたとしても怯まずに構えておきましょう。
聞きたいことがあれば会話や質問をしてくれるはずです。

しかし、だからといって根拠が薄くては説得力に欠けてしまいます。
そのため、3つの伝え方の特徴を踏まえておきましょう。

①伝える根拠の数は明確に。
 「今から商品の良さについてお話します。根拠は3つです。」
このように今から伝える内容の数は明確にしましょう。

聞き手からすると話が長いと集中力も切れるので、数が明確になると「3つか、それだったら…」と意識して聞くことができます。

そして、数も重要です。交渉力の冒頭で述べたように忘れやすいことを意識して個数を絞りましょう。
人はリズムのよい3つの主張は覚えやすいです。

多くの広告やスピーチでも3点主張で伝えられています。
例えば、リズム感のよい「早い・安い・うまい」、「ホップ・ステップ・ジャンプ」などがあります。
あとは何故か忘れられない「底辺×高さ÷2」というのもそうなんでしょうか。

主張する数は3~5つくらいだと記憶に残り、飽きずに聞いてもらえるでしょう。

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②論理的に伝える
 論理的、論理的思考と聞くとなんだか難しく感じてしまいますが論理とは話を伝える順序を言います。

伝えたい内容を考えると沢山ありますが、それを紐解いて順序立てて伝える時に役立つ思考です。
イメージとしては下の図のような感じです。

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論理的思考(ロジカルシンキング)で考える方法にはいくつかの特徴があります。

まずは、上の図のように結論から伝えましょう。その後にくるなぜを解消するように話を順序立てていきます。物事の側面だけでは話の道筋がまとまらないのでたくさんの情報を収集してまとめることも重要です。

さらに、人は自身の得意や先入観にどうしても寄ってしまうクセがあります。思考のクセを理解して広い視野で把握しましょう。

また、湧いてくる「なぜ?」に対して繰り返し自問自答する事も必要です。仮説に対して「なぜ?」を繰り返す事で結果を導くことができます。

ほかにも、話を結論で挟んで伝えるという話法があります。
「結論(主張する内容)→反論・根拠→結論」という伝え方です。
例えば以下のような形です。

結論「禁煙したほうがいい。」

根拠「なぜなら、禁煙が早いほど健康を享受でき、虚血性心疾患や脳梗塞、肺がんリスクが低下するというデータが出てます。」(参照:厚生労働省 eヘルスネット)

結論「だから、禁煙したほうがいい。」

この伝え方により相手に強い印象と説得力を与えることができるのです。
SNSなどの短い文章で伝えるときにも有効な形になるので覚えておくといいでしょう。

③感情語を使う

 感情語とは心の動き(感情)を表現する言葉を言い、例えば「嬉しい!」「悲しい…」などです。

なぜ、感情語を使うかというと人は感情的な生き物だからです。
人には心があり感情に行動を左右されます。

どんなに理論立てて話されてもやりたくなかったり、嫌いな人からの頼みは面倒に感じてしまいます。結果、頼みごとを聞いてもらえなかったり、質を落としてしまうかもしれません。

正しいことを主張するだけでは人は動いてくれません。

なので、分かりやすく伝え、相手の感情に働きかける必要があります。
そうすることで行動に繋がっていきます。

「○○してくれて嬉しい。ありがとう!」
「○○が悲しかった。次回はこうして欲しい。」

上記のように感情語はストレートに表現するのがコツです。
その方が相手に伝わりやすいからです。

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恥ずかしがっていてはうまく伝わらず、誤解を招くかもしれません。
慣れないうちは恥ずかしいですが思い切って伝えてみましょう!

協力を得る場合、感情語に加えてもう一つ伝える言葉があります。

それは、「お願いします」や「力を貸してください」などの言葉です。
人は感情に左右されるからこそ、頼みの言葉が後押しになります。

ぜひ、上手に使って気持ちよく動いてもらいましょう。
以下の記事は伝える力をさらに伸ばします。

信頼される「思わずうなる伝え方」

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