神経質な人が失敗しやすい理由

 人は「ミスをしませんように」と願うほど、かえってミスが起こってしまう事があります


言葉を噛みませんようにって思うほど噛んだり、書き方を間違えないようにって思うほど間違える。

「だから言ったじゃーん!!」と自分に腹立たしくなります。


こういう現象は”皮肉効果”と呼ばれています。


注意をされると、気を付けているのにその通りになってしまう現象です。


この現象は神経質な人ほど起こりやすくなることが言われています。


では、なぜ神経質な人なのか、どうしたらいいのかを解説していきます。


この記事は、神経質な方や人前で失敗したくないという方に有益な内容です。

目次

実際の研究

イギリスにあるバンガー大学のマシュー・バーロウは大学のサッカーリーグの選手67名を集めて50項目の心理テストを行い、神経質かどうかを分析しました。
そして、20回のペナルティキックを2セット行ってもらいました。

ゴールキーパーは置かずゴールには以下の3つの条件を設定しました。

・ゴール中央の幅100㎝、高さ240㎝のエリアを「ターゲット」”10点”
・ゴール右隣の幅100㎝、高さ240㎝のエリアを「皮肉のエラー」”-5点”
・ゴール左隣の幅100㎝、高さ240㎝のエリアを「エラーでない」”0点”

実際に蹴ってもらうと、神経質と判断された人ほど「皮肉のエラー」に蹴り込んでしまう確率が高くなることが分かりました。

参考書籍

さらにすごい心理学
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予防・対策

 この現象はメンタルを鍛えているスポーツ選手でもたまに見られます。

という事は、プレッシャーの強さなどの緊張度によって誰にでも起こりうる可能性があると言えます。


意識をすると集中力はそっちに向いてしまいミスが生じやすくなります。

さらに、緊張すると筋肉がこわばり上手く動作が出来なくなってしまいます。

これらが、よくスポーツで生じるミスの原因でしょう。

そのため、スポーツ選手はメンタルを鍛えて周りを気にしない集中力を身に付け、リラックスしてパフォーマンスが発揮できるよう練習を重ねています。


では、私たちが大事な場面でミスしないようにするにはどうしたらいいかというと、「気にしすぎないこと」です。

元も子もないですが、これが有効です。


先ほどのサッカーの例で考えましょう。

普段サッカーをしない自分がボールを蹴る立場になったとして、点数になるターゲットの範囲が決められます。


ここで生じる”意識の強さ”は”緊張の強さ”です。緊張しすぎない工夫を考えます。

  • 自由な蹴り方で良い
  • 3分の2もセーフゾーンがある
  • 点数は何の意味もない
  • 失敗しても何も変わらない


これらを考えると、蹴ることのプレッシャーも軽くなりませんか?


一流のスポーツ選手は全員がリラックスできるようにルーティンや願掛けなど「心にゆとりを持つ工夫」を持っています。


普段からルーティンをこなしていない時は意識を変えるしかありませんが、時間がある場合は自信が付くまで練習して、ルーティンを作り、リラックスすることが有効にもなります。


ぜひ、大事な場面で良いパフォーマンスが発揮できるよう応援しています。

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この記事を書いた人

心理師ブロガー┃公認心理師,健康管理士,介護福祉士
有益な心理学を発信し、心と生活の豊かさを応援。
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