犯罪率も高齢化!?認知症と貧困と犯罪率の関係

介護記事
acworksさん

 犯罪領域について勉強していたら気になるところがあったので調べてみました。
福祉にかかわる人は知っておいた方がいい事実だと思うので、一部まとめます。

参考は以下の平成30年度版犯罪白書です。

 平成30年に報告された犯罪白書をみると、65歳以上の女性で検挙された理由として、約90%以上が窃盗。70歳以上の検挙率は年々増加しているとのことです。

検挙された全体のうち、高齢者は21.7%にあたると言います。
犯罪総数も高齢化率が上昇しているということです。

検挙された男女別割合では次のようになりました。

  • 男性18.5%
  • 女性33.9%

女性の方が圧倒的に多いですね。

10万人あたりの窃盗での検挙数を年齢別でみると次のようになります。

  • 20~64歳 82.2人
  • 65~69歳 86.4人 再犯者率は約50%
  • 70歳以上 90.7人 再犯者率は34.4%

70歳以上は初犯者が多いという事実。次の図のようになってます。
ちなみに、ほかの犯罪のグラフは上記の参考リンクから見れます。

刑法犯 高齢者の検挙人員中の再犯者人員・再犯者率の推移(罪名別)一部抜粋
刑法犯 高齢者の検挙人員の罪名別構成比(男女別)

この事実をどう見るか?
これらの背景には「認知症」と「貧困」に関連があるのではないでしょうか?

「認知症」

 認知症とは、「一度獲得された知能(記憶力、判断力、実行能力、会話能力)が後天的に低下して、社会生活に支障をきたすようになった状態」を言います。 

認知症の有病率に関しては以下のような推計がされています。

内閣府 平成29年度版高齢社会白書

2025年には認知症高齢者の人数が最大”埼玉県の人口と同じくらいの数”になります。
MCI(軽度認知症障害)を含めると、”東京都の人口と同じくらいの数”になります。

1都1県の全人口が認知症になるということです。

こちらの記事が良くまとまっているのでご参考に。

「貧困」

「老後2000万円問題」という言葉が流行りました。
老後に余裕を持って生活するには圧倒的に資産が足りませんよっていう問題です。

将来の貧困率は、夫にいる女性や遺族年金がある女性の貧困率はそれほど上昇しませんが、未婚・離別の高齢女性は約5割が貧困になってしまうのではないかと見込まれています。

その理由として、女性の雇用環境が過去と現在で依然として足りていなかったこと。

サラリーマンは厚生年金もありますが、女性で専業主婦の場合は基礎年金のみ。
さらに、経済的に保険料を支払う事が出来ず、平均寿命の長さから老後一人暮らしになる可能性が極めて高いからとされています。

実際に生活保護の需給は割合として女性が多いです。
これらは熟年離婚の増加により、今後一層増加していくと考えられています。


犯罪理論の緊張理論では経済的に生活が困難になると、望むものへの機会や手段が限定されるがゆえに逸脱行為に走りやすいとされています。

経済的状況と願望に不釣り合いが生じることで、一般の人でも犯罪に走りやすいんですね。

今のうちに、健康と資産について考えておかなければなりませんね。

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