死を意識すると人は善人になる!?

心理記事
ちょこぴよさん

こんにちは。介護健康心理カウンセラーの西本です。
今回は死を思う時の人間の心理について解説します。

 タイミングは違えど、誰にでも例外なく訪れる死。命を宿した生物である限り避けては通れません。
だからこそ、私たちは悔いのない人生を歩もうとします。

そんな死に対する研究はいくつも行われています。
中には「死を意識すると人は優しくなったり、良いことをしたくなるのではないか」という研究が行われました。

結論、なります。

これがどういうことなのか見て行きたいと思います。
この記事を見てご高齢の方の思いを汲んだり、自身のあり方を意識するきっかけにしてみてください

実際の研究

 まず、似たような研究が二つあるのでそちらをご紹介いたします。

 ドイツにあるルードヴィッヒ・マクシミリアン大学のエヴァ・ジョーナスは「葬儀場の前」と「葬儀場から150m離れたところ」でアンケートを行いました。
”10のチャリティ活動に対して有益かどうか”を問う質問で1問10点の100点満点です。
「葬儀場の前で答えた場合は平均50.75点」、「葬儀場から150m離れたところでは平均43.93点」となりました。

フロリダ州立大学のマシュー・ガイリオットは墓場の前を通るように指示した被験者らが人が落とした落とし物を拾う確率を調べたところ、40%もアップしたとしました。

考察

 この二つに共通する結果は「人は死を考えたりすると他者に優しくなる」という点です。

心理学用語に「スクルージ効果」というものがあります。

スクルージ効果

 チャールズ・ディケンズの『クリスマス・キャロル』という物語の中で、冷酷非情の守銭奴である”主人公スクルージ”がクリスマスの前日に見た幽霊によって散々な未来を見せられます。
この日を境に改心し善行に励むという内容です。

人々は悲惨な事故や事件、訃報を日常的に耳することで、無意識に死の不安を日常から感じていて、その不安に対処しています。
その不安や罪悪感に対する自己防衛心が善行を生んでいるということです。

ということは、日常的にスクルージ効果が生じているという事ですね。

ですがどうでしょう。日々善行を行えているでしょうか?
そこまで、僧のような生き方はしなくてもいいとは思いますが、善人で生きることは簡単ではありません。

以下のポイントは過去記事でも伝えている後悔の無い生き方です。
先人たちが「こうしておけばよかった」と死ぬ前に後悔したことから学びを頂くとよいでしょう。

後悔しないためのポイントの中でも日々できる善行は以下のものがあります。

  1. 親や家族、友人などに愛や感謝の言葉を伝える。
  2. 暮らしにある些細な幸せを見つけ感謝できる日々を送る。
  3. 働きすぎず家族や友達などとの時間を充実させる。
  4. 人目を気にせず、自分の気持ちに正直に生きる。

不安から自分を安定させるために善行を生みます。

死の意識は他人に優しくすることに繋がりますが、その行動も自分の心をより良いものに保ちたいという気持ちがあるからです。

それを含め、自分や他者のそのような行動を理解してあげることも大事ですね。

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