あるある。雨の日の痛みは本物なのか?

介護記事
Berutaさん

こんにちは。介護健康心理カウンセラーの西本です。
今回は雨の日に起こる痛みについて解説していきます。

 人は年齢を重ねると関節に痛みが生じてきます。

原因となる疾患が無い場合、その原因は加齢やホルモンバランスの乱れ、関節を支える軟骨や筋肉が衰え、関節内の油や水分減少、血液不良などで関節痛が起こると言われています。

痛みを抱えた人は天気が悪いと「雨の日は身体が痛む」とよく言います。
私もなんとなく「そうなんだろうなぁ」と解釈していましたが、一説には”関連性が無いのでは?”とされています。

それがどういう事なのかをこれから解説していきます。
この記事を見ていただけたら、痛みの謎が分かり関節痛を減らせるかもしれません。

実際の研究

 カナダのトロント大学でドナルド・レーデルマイヤーはリウマチ性関節炎に悩んでいる患者18名に15か月間の関節炎に対する記録を取ってもらいました。その記録で痛みが増減するタイミングを調べました。そして、その記録と地域の天気、気圧、気温、湿度などを照らし合わせたのです。
また、天気と痛みに対する患者の意識も調査すると1名を除く全員が関連性があると答え、2名を除く全員が「関連性は強いので、その日のうちに痛みが生じる」と回答しました。

 結果、痛みを記録したデータと気象データには関連性が無いことが分かりました。
さらに、痛みと天気の計測データを2日前後ずらして照らしてみても一致はしませんでした。

この内容からは痛みと天気の関係性は全くの無関係であるという事が分かります。

少し衝撃的な内容ですね。自分の体感や周りの話からも天気と痛みには関連があると思っている人も多くいらっしゃると思います。

痛みの原因

 上の研究からは気象との関連が無いことが示されましたが、この痛みの原因は何なのでしょうか。
考えられるものとしては、①本人の思い込み②精神的な気分の変調が挙げられます。

makieniさん

①本人の思い込み

 人の思い込みは強烈な認知です。有名な例で「プラシーボ効果」というものがあります。

ベン・シャナン博士らの研究では、マウスを使って脳の報酬中枢に焦点を当てて実験を行いました。
実験では、マウスの報酬中枢を薬で刺激したあとに病気に感染させます。
すると、そのマウスの体内では菌の繁殖が抑えられ、免疫系が活性化しました。

報酬中枢とは、脳の「側坐核」にある「欲求が満たされる時に活性化し、快楽を与える」神経系です。
このことから、思い込みは科学的にも心身に影響を与えるとされ、医療現場でも患者の安心のために効果の無い偽薬を薬として投与することがあります。

「絶対に雨が降ったら身体が痛むんだ」と考えていれば、痛みが生じやすくなるという事です。

②精神的な気分の変調

 精神的に気分が落ち込むと身体の痛みも増すことはあります。

やや解釈が異なるかもしれませんが、「心身症」というものがあります。
これは特定の病気ではなく、心理的要因が症状の発症に影響する病気の総称であり、「身体的な病気」です。

定義には「心身症は身体の病気であり、その発症や経過に心理・社会的因子が大きく影響しているもの」とあり、主な発症要因はストレスです。
雨の日”という気象を”ストレス”に考えるのであれば、これが当てはまります。

前回の記事もこのような作用が心理的にも影響している例と言えるでしょう。

条件の違い

 中には、「そうは言っても私は当てはまっている」と感じる方もいるかもしれません。
この実験に対して違いを見出すとしたら、日本の気象や日本人特有の特性を考慮することでしょうか。

気象の違い

カナダは国土が広く、研究がどこで行われたかはわからないので一概には言えませんが、トロント大学のある州の気象を見てみましょう。

トロントの年間平均気温は約8℃、平均最高気温が約13℃で、平均最低気温が約3℃です。
一年で最も暑いのが7月ごろで平均最高気温は27℃前後、一年で最も寒いのが1月〜2月ごろで平均最低気温は-10℃前後になります。年間降水量は約853mmで、東京が1,520mmであることから雨が少ないのがわかります。

みんなでつくる旅行ガイドブック:https://tripnote.jp/canada/canada-climate#:~:text=%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%81%AE%E5%B9%B4%E9%96%93%E5%B9%B3%E5%9D%87%E6%B0%97%E6%B8%A9,%E9%9B%A8%E3%81%8C%E5%A4%9A%E3%81%8F%E9%99%8D%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

カナダ人の性格

 カナダは多民国ではありますが、温厚で日本人とよく似た性格だと言います。
調べているうちにカナダを好きになりました。

 カナダ人の特徴としては、穏やかで優しい性格の人が多いことや、仕事より家庭を優先する働き方をしている方が多いことなどが挙げられます。友人との約束やルールなどをあまり細かくは決めないルーズな傾向もあります。
また、カナダは多民族国家であり、多くのカナダ人は人種差別をタブー視しています。

訪日ラボ:https://honichi.com/news/2020/03/06/canadiancharacteristic/#:~:text=%E3%82%AB%E3%83%8A%E3%83%80%E4%BA%BA%E3%81%AE%E7%89%B9%E5%BE%B4%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6,%E3%82%BF%E3%83%96%E3%83%BC%E8%A6%96%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

さらに、違いを知りたい方は次のサイトも参考にしてみてください。

カナダと日本の文化の違い!特徴から注意点まで、渡航前に知っておきたい情報まとめ | 留学ブログ
今回は渡航前に知っておきたいカナダの文化について紹介します。これからカナダへ行く予定のある方はぜひ参考にしてみてくださいね。

二つを比べてみても特に日本との大きな差は見られませんね。
カナダの方が雨が少なく、寒いくらいでしょうか。

ただ、深く調べれば違いはあると思いますが、ここでは気象と身体の痛みに関連性が無かったとしておきます。

以上から対策としては、思い込みは捨てて雨の日に気分が上がる工夫をしておくのが良いと思います。

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