「楽しいから笑う、笑うから楽しい」どっち?感情のしくみ

心理記事
buraridaさん

こんにちは!介護健康心理カウンセラーの西本です。
今回は感情のしくみについてお話しします。


 私たちは、喜んだり悲しんだり怒ったりという感情をもった生き物です。
これらの基本感情は生物が生き延びるのに必要なものとして心も発達してきました。

仕事で嫌なことがあっても笑顔で乗り切り、悲しくたって笑って過ごしています。
誰もが表情の仮面をうまく利用して生きています。

でも、ごまかすことに慣れた私たちは、感情をコントロールできているのでしょうか?
それには感情の仕組みを知る必要があります。

これを理解すると自分の心の整理がつきやすくなり、感情を理解するのに役立ちます。
さらに、相手の心の不調や気持ちを理解できるようになるでしょう。

楽しいから笑う? 笑うから楽しい?

 感情のメカニズムには有名な古典的な説が2つあります。
「キャノン=バード説(中枢起源説)」と「ジェームズ=ランゲ説(末梢起源説)」です。

「キャノン=バード説(中枢起源説)」

 アメリカの生理学者キャノンがバードの研究に基づいてこの理論を提唱しました。
キャノン=バード説は一言で言うと「楽しいから笑う」というものです。

楽しいという感情があるから笑うという中枢神経系を軸に考えたものです。
この認知には4つの過程があります。

①楽しいと思える事を体験する
②脳の視床、視床下部を通る(情報の頭と身体への分岐点)
③大脳皮質に情報が伝わる(感情を認知)
④視床下部から骨格筋や神経へ作用(表情やリアクション)

ジェームズ=ランゲ説(末梢起源説)

 ジェームズとランゲの二人はほぼ同時期に独立して理論を提唱し、まとめて呼ばれています。 
ジェームズ=ランゲ説は一言で言うと「笑うから楽しい」というものです。

この過程には3つがあります。
①楽しいと思える事を体験する
②楽しいと思える行動をとる(生理的変化)
③大脳皮質に情報が伝わる(感情を認知)

これを見てどう思いますでしょうか?
多くの人は「楽しいから笑うんだから認知の方が先じゃないの?」と思われているかもしれません。

それもその通りだと思います。どちらが正しいのかは難しいところです。
実際に最近では口角を上げて笑顔に似た表情を作っていれば楽しくなるという研究も言われています。

しかし、このメカニズムを知っていると建前の笑顔の表情なども見方が変わってくるかもしれません。

ぜひ、感情について他にも書いているので下の記事も見ていってください

コメント

タイトルとURLをコピーしました